ホームページアドレスを投稿IDにした理由

ホームページアドレスの設定に悩む

ホームページアドレスに悩みました。

https://cheshire-cat.info/の部分はすんなり決まったんですが、問題はそれより後の部分です。

この「ウェブ制作日記」はWordPress(ワードプレス)で作成しています。
WordPressはアドレスの最後の部分(スラッグといいます)を自分で設定することができるのですが、このスラッグの設定に悩みました。

スラッグ(ホームページアドレス)は一度設定すると、それを変更しないことが望ましいのです。

スラッグには、基本設定のほかに

  • 日付と投稿名
  • 月と投稿名
  • 数字ベース
  • 投稿名
  • その他のカスタム構造

などの設定があります。

ではどのような設定にすればよいのでしょうか?

投稿名はどうか?

Googleのサーチコンソールをみると、ホームページのアドレスについては

サイトの URL 構造はできる限りシンプルにします。論理的かつ人間が理解できる方法で(可能な場合は ID ではなく意味のある単語を使用して)URL を構成できるよう、コンテンツを分類します

とあります。

「意味のある単語を使用」するというのであれば投稿名をスラッグにすべきなのでしょうか。

ですが投稿名を、それも今後一切変更しないような投稿名を、毎回つくるのは面倒です。

日付はどうか?

日付をつかうと、「意味のある単語を使用」するというグーグルの方針には沿いません。
しかし明解な基準ではあります。

ただ、日付をつかうと同日に投稿した記事の区別が困難になるという弱点があります。

1日に1件しか投稿しないのであれば問題はありません。
けれど絶対2件以上投稿しないとは言いきれません。

投稿カテゴリーと投稿IDの組み合わせ

投稿カテゴリーと投稿IDを組み合わせるという方法もあります。
この方法は、私が以前利用してたホームページ制作会社が使っていたものです。

いろいろ検討したのですが、この方法はなかなか良いと考えています。

その理由は投稿カテゴリーを使うことにより、一応、コンテンツの分類を行っていること。
そして投稿IDはWordPressが自動的につけるので、使用者が投稿IDの設定に悩まなくてもよいためです。

とはいえこの方法にも問題があります。

長年ホームページを運営していると、投稿カテゴリーを再編成したくなる時があります。
その結果、投稿カテゴリーを変更するとホームページアドレスも変わってしまいます。

「将来的にホームページアドレスの変更が必要になることだけは避けたいな」と思い、この方法も採用しませんでした。

私の結論

悩んだあげく、私は投稿IDだけにしました。

投稿IDだけにすると、「意味のある単語を使用」するのが望ましいというグーグルの方針には沿いません。
またコンテンツを分類していることにもならないでしょう。

けれどそれでもやはり手間のかかることは嫌だ、という思いが勝りました。
私にとってはWordPressが適当に投稿IDをつけてくれるのが楽でいいのです。

適切なアドレスはホームページごとに異なる

私は投稿IDをアドレスにしたのですが、必ずしもこれが絶対的な正解ではありません。

たとえば投稿カテゴリーと投稿IDの組み合わせですが、私は「ウェブ制作日記」ではこの方法を採用しませんでしたが、仮に私が顧客にホームページを提供する側になったとすると、この方法を採用する可能性があります。

また投稿名をスラッグとする方法は、一般企業がきちんとしたホームページを作る場合に有効でしょう。

さらには辞書的なサイトを作る場合、投稿カテゴリーと投稿名の組み合わせにしたほうがいいでしょう。

つまり適切なアドレスというのは、ホームページの目的・構成ごとに異なるということですね。